東京都の蓄電池補助金|令和8年度の金額・条件・申請方法を徹底解説

東京都の蓄電池補助金|令和8年度の金額・条件・申請方法を徹底解説

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補助金

東京都の蓄電池補助金|令和8年度の金額・条件・申請方法を徹底解説

公開 2026.07.15最新更新 2026.08.07監修:星野 貴一
東京都の蓄電池補助金|令和8年度の金額・条件・申請方法を徹底解説

「東京都の蓄電池補助金っていくらもらえるの?」「120万円も出るって聞いたけど、本当に怪しくないの?」。蓄電池の導入を検討し始めると、こうした疑問が次々と出てくるのではないでしょうか。

東京都の蓄電池補助金は、令和8年度で蓄電容量1kWhあたり10万円、上限120万円/戸が助成される公的な制度です。ただし「300万円もらえる」といった情報も出回っており、正しい金額や申請の流れを理解しないまま進めると、思わぬ損をしてしまうこともあります。

本記事では、令和8年度の最新の助成額から申請の流れ、よくある誤解まで詳しく解説します。ご自身の住宅条件に合った金額を知りたい方は、無料診断で中立な立場からのシミュレーションもぜひご活用ください。

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結論

東京都の蓄電池補助金は令和8年度で1kWhあたり10万円、上限120万円/戸が助成される公的な制度です。導入前に押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

  • DR実証に参加しない場合の上限は120万円/戸
  • 「300万円」は太陽光・V2Hを含めた複数制度の合算値で、蓄電池単体の金額ではない
  • 事前申込の受理前に契約・着工すると原則対象外になる
  • 太陽光発電とのセット申請でさらにお得になる

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東京都の蓄電池補助金とは?【結論:上限120万円/戸】

東京都の蓄電池補助金とは?【結論:上限120万円/戸】

東京都の蓄電池補助金は、家庭用蓄電池の設置費用に対して都が助成する制度です。令和8年度は蓄電容量1kWhあたり10万円が助成され、DR実証に参加しない場合の上限は120万円/戸です。制度を正しく使うには、まず「誰が運営していて」「どの事業の一部なのか」を押さえておくことが重要です。

実施主体はクール・ネット東京(東京都地球温暖化防止活動推進センター)

制度の窓口は東京都ではなく、公益財団法人東京都環境公社が運営する「クール・ネット東京」(東京都地球温暖化防止活動推進センター)です。事前申込や交付申請兼実績報告はすべてクール・ネット東京の電子申請フォームを通じて行い、審査や交付決定もクール・ネット東京が担います。制度の予算や要綱は東京都環境局が策定し、実務をクール・ネット東京が代行する二層構造になっている、と理解しておくと申請時の問い合わせ先で迷いません。

上位事業「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」との関係

蓄電池補助金は単独の制度ではなく、「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」という大きな枠組みの一部です。この上位事業には太陽光発電・断熱窓やドア・エコキュートなど複数の助成メニューが含まれており、蓄電池はそのうちの1つという位置づけです。令和8年度の予算約1,012億円はこの上位事業全体の総額であり、蓄電池単体だけの予算枠ではない点に注意してください。

個人向け制度と事業者向け制度の違い

「東京都の補助金で最大800万円もらえる」といった情報を見かけることがありますが、これは家庭向けの本制度とは別の「地産地消型再エネ・蓄エネ設備導入促進事業」という事業者向け制度の話です。混同を防ぐために、両者の違いを整理します。

項目家庭向け(本記事の制度)事業者向け(地産地消型再エネ・蓄エネ設備導入促進事業)
対象者個人(戸建て・集合住宅)中小企業等の事業者
蓄電池の上限額120万円/戸(DR不参加時)単独設置で上限900万円(中小企業等)
申請窓口クール・ネット東京クール・ネット東京(別要綱)

個人が戸建て住宅に蓄電池を設置する場合は、この記事で解説する「家庭における蓄電池導入促進事業」が対象です。事業者向け制度とは要綱・様式ともに別物なので、検索や資料収集の際は取り違えないようにしましょう。

令和8年度の助成額と計算方法

令和8年度の助成額と計算方法

令和8年度の蓄電池補助金は、新設か増設かによって助成単価と上限額が異なります。ここでは正確な計算方法まで解説します。

蓄電池パッケージ(新設):10万円/kWh・上限120万円

新たに蓄電池を設置する場合、蓄電容量1kWhあたり10万円が助成されます(助成対象経費の税抜金額が上限)。DR実証に参加しない場合の上限額は120万円/戸です。たとえば10kWhの蓄電池を設置すると、単純計算では100万円の助成となります。ただし助成額は「蓄電容量×10万円」と「対象経費」を比較し、いずれか小さい方が採用される点に注意してください。ご自宅の容量に当てはめた具体的な試算は「東京都 蓄電池補助金 計算」で確認できます。

蓄電池ユニット増設:6万円/kWh・上限72万円

すでに蓄電池を設置している家庭が容量を追加する「蓄電池ユニット増設」の場合は、単価が6万円/kWhに下がり、DR実証不参加時の上限は72万円/戸です。新設と増設では単価も上限額も異なるため、後付けで容量を増やしたい方は新設扱いとの金額差を事前に把握しておくとよいでしょう。

DR実証参加でさらに加算される仕組み

DR(デマンドレスポンス)実証に参加すると、上記の助成額に加算があります。エネルギーマネジメント機器やIoT関連機器を設置する場合は1台あたり15万円、設置しない場合は1台あたり10万円が加算されます。

項目計算式
対象経費蓄電池システム機器費+工事費+IoT機器費+IoT工事費-国等の他補助金
助成額蓄電容量×10万円+DR実証参加10万円+(IoT機器設置台数×5万円)

対象経費と助成額を比較し、いずれか小さい方が実際の助成額となります。なお、DR実証の上乗せを受けるには、交付申請兼実績報告の前にDR実証契約を締結しておく必要があります。契約のタイミングを誤ると上乗せが適用されなくなるため、DR実証への参加を検討している場合は施工業者と早めにスケジュールを確認しておきましょう。

関連記事令和8年度の詳しい変更点は「東京都 蓄電池補助金 令和8年度」で解説しています。

対象になる機器・住宅の条件

対象になる機器・住宅の条件

助成額だけでなく、「そもそも自分の住宅や検討している製品が対象になるか」を先に確認しておくことが重要です。

SII登録機器であることが必須

助成の対象となる蓄電池は、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が国の「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」の登録製品として認定した機器に限られます。令和8年10月1日以降に事前申込をする場合、SIIの令和8年度登録済製品一覧に登録された機器のみが対象になるという変更点に注意が必要です(令和8年4月1日〜6月30日に契約締結または契約・工事完了した事業は対象外)。検討している蓄電池がSII登録機器かどうかは、契約前に必ず施工業者に確認するか、SIIの公表リストで照合しておきましょう。

マンション・集合住宅でも申請できる?

蓄電池補助金は戸建て住宅だけでなく、集合住宅(マンション)にお住まいの方も対象になり得ます。ただし集合住宅の場合は、太陽光発電と同様に電灯契約(電力契約)ごとに事前申込が必要になるほか、共用部設置か専有部(各戸のバルコニーなど)設置かによって管理組合の合意形成が必要になるケースがあります。分譲マンションで個人が設置を検討する場合は、まず管理組合や管理会社に設置可否を確認したうえで申請準備を進めることをおすすめします。集合住宅特有の条件は「東京都 蓄電池補助金 マンション」で詳しく整理しています。

申請の流れと「いつまで」申請できるか

申請の流れと「いつまで」申請できるか

蓄電池補助金を活用するうえで最も誤解されやすいのが「申請のタイミング」です。

①事前申込→②契約・工事→③交付申請兼実績報告→④振込

申請は次の4ステップで進みます。

ステップ内容
①事前申込認証用メールアドレス登録後、見積書を添えて電子申請。受付番号を取得
②契約・工事事前申込の受理後に契約・着工。受理前の契約は原則対象外
③交付申請兼実績報告工事完了後、設置内容や領収書などを添えて申請
④振込審査・交付決定を経て指定口座へ入金

令和8年度は事前申込が5月29日、交付申請兼実績報告が6月30日にそれぞれ受付を開始しています。電子申請フォームの具体的な入力手順は「クールネット東京 蓄電池」で画面に沿って解説しています。とくに注意したいのは②の順序で、事前申込が受理される前に契約や工事に着手すると、原則として助成対象外になってしまいます。施工業者に発注する前に、必ず事前申込の受理を確認しましょう。

事業自体は中長期だが受付枠は予算上限次第で早期終了する

蓄電池補助金の対象機器設置期限は令和11年3月30日までとされており、制度そのものは中長期にわたって継続します。ただし、これは「いつでも申請できる」という意味ではありません。年度ごとの予算には上限があり、申込が集中すれば年度途中でも受付が終了する可能性があります。「事業自体は長く続くが、年度内の受付枠には限りがある」という二重構造を理解しておくことが、申請のタイミングを見誤らないポイントです。過去の受付終了の実績は「蓄電池補助金 打ち切り」もあわせてご確認ください。

補助金はいつ振り込まれる?

振込時期については、公式の目安と実際の体感にズレが生じやすい部分です。一般的には交付申請兼実績報告の提出から2〜4か月程度とされていますが、申請が集中する時期は審査に時間がかかり、体感としてはさらに長くなるケースもあります。

関連記事申請期限と振込タイミングは「東京都 蓄電池補助金 いつまで」でさらに詳しく解説しています。

令和6年度・7年度からの金額の推移

令和6年度・7年度からの金額の推移

蓄電池補助金は年度ごとに助成内容が見直される「年度更新型」の制度です。

助成額はどう変わってきたか(簡易比較表)

公式に確認できた範囲で、直近年度の蓄電池パッケージ(新設)の単価を比較すると次のとおりです。

年度蓄電容量あたりの助成額DR実証参加時の加算
令和7年度8万円/kWh10万円加算(上限あり)
令和8年度10万円/kWhIoT機器設置ありで15万円、なしで10万円加算

令和8年度は前年度の8万円/kWhから10万円/kWhへ増額されており、同じ容量の蓄電池を設置する場合でも受け取れる助成額が大きくなっています。なお、令和6年度以前の単価については公式サイト上で本記事作成時点において明確な単価表記が確認できなかったため、正確な金額は年度ごとの実施要綱PDFで直接ご確認ください。

8万円/kWh 令和7年度 10万円/kWh 令和8年度

蓄電池パッケージ(新設)の助成単価の推移

「300万円もらえる」は本当?よくある誤解を解説

「300万円もらえる」は本当?よくある誤解を解説

蓄電池単体の上限は120万円、300万円は複数制度の合算値

結論からいうと、蓄電池単体で受け取れる助成額の上限は120万円/戸(DR実証不参加時)です。300万円という数字は、蓄電池だけの金額ではなく、太陽光発電・蓄電池・V2Hといった複数の制度をすべて併用し、フル装備で導入した場合に理論上到達しうる合算値を指しているケースがほとんどです。

120万円 蓄電池単体 約300万円 太陽光+蓄電池+V2H (フル装備・理論値)

蓄電池単体の上限額と、複数制度を組み合わせた場合の理論上の合算値の比較

関連記事「300万円」の内訳をさらに検証した記事は「東京都 蓄電池補助金 300万円」です。

「東京都の蓄電池補助金は怪しい」と言われる理由

「東京都の蓄電池補助金は怪しい」と言われる理由

制度自体は公的なもの。不安の正体は営業トークとの混同

東京都の蓄電池補助金は、東京都環境局が予算を策定し、公益財団法人東京都環境公社(クール・ネット東京)が運営する公的な制度です。実施要綱・交付要綱はすべて公式サイトで公開されており、申請もクール・ネット東京の電子申請フォームを通じて行うため、制度そのものに詐欺的な要素はありません。それでも不安が残る方は「東京都 蓄電池補助金 怪しい」で誤解が生まれる背景も確認できます。

中立な立場で確認するポイント

  • 制度の正しい金額を知る:クール・ネット東京の公式サイトで実施要綱・交付要綱を確認する
  • 提示された見積もりが補助金適用前か後か:総額(補助金適用前)を必ず確認する
  • 業者の説明にメリットしかないか:デメリットやリスクも説明してくれるか確認する
  • 極端に急かされていないか:「今日だけ」「今すぐ契約」を求める提案は一度持ち帰る

すでに営業を受けている場合は、「補助金営業 怪しい業者」の見分け方や、「蓄電池 訪問販売 断り方」もあわせてご覧ください。

蓄電池は何年で元が取れる?導入判断の目安

蓄電池は何年で元が取れる?導入判断の目安

電気代削減効果とのバランスで考える

蓄電池の投資回収年数は、初期費用(補助金適用後の実質負担額)、電気代の削減効果、電力プランや電気の使い方によって変わるため、一概に「何年」と断定することはできません。「実質負担額 ÷ 年間の電気代削減額」がおおよその回収年数の目安になります。①電気代削減効果、②停電時の安心感、③補助金による初期費用の圧縮、という3つの観点を総合して検討することをおすすめします。

関連記事回収年数の考え方は「蓄電池 何年で元が取れる」でさらに詳しく解説しています。

太陽光発電とセットで申請するメリット

太陽光発電とセットで申請するメリット

太陽光の助成額(既存住宅15万円/kW〜)とあわせた総額シミュレーション例

東京都の太陽光発電導入促進事業では、既存住宅の場合3.75kW以下で15万円/kW(上限45万円)、3.75kW超は12万円/kWの助成が受けられます。申請条件を含めた全体像は「東京都 太陽光 補助金」で解説しています。太陽光と蓄電池をセットで導入した場合の概算を見てみましょう。

設置内容助成額の目安
太陽光発電(既存住宅・4kW)3.75kW×15万円+0.25kW×12万円=約59.25万円(対象経費が上限)
蓄電池(10kWh・DR不参加)10kWh×10万円=100万円
合計約159万円

太陽光と蓄電池を同時に導入するメリットは金額面だけではありません。太陽光で発電した電気を蓄電池に貯めて夜間に使う「自家消費」の効率が高まることで、電気代削減効果そのものが大きくなります

区市町村独自の補助金は併用できる?

区市町村独自の補助金は併用できる?

23区・多摩地域で独自補助を実施している自治体の例

23区では葛飾区・品川区・北区・杉並区・荒川区・豊島区などが、蓄電池を対象とした独自の助成メニューを持っています。一例を挙げると、葛飾区の「かつしかエコ助成金」では個人住宅向けに蓄電池の対象経費の1/4(上限20万円)が助成され、太陽光発電と同時に設置した場合はさらに5万円が加算されます。ただし葛飾区の蓄電池補助は太陽光発電との同時申込・同時設置が条件であり、蓄電池単独では対象外となる点に注意が必要です。品川区の「しながわゼロカーボンアクション助成」では蓄電池1kWhあたり3万円(上限30万円)が助成され、太陽光と別々に単独導入する場合でも申請できます。

関連記事お住まいの区市の制度は個別記事で解説しています。

併用時の注意点

区市町村の補助金を利用する際に必ず確認しておきたいのが、都・国の補助金との併用可否です。自治体によって条件が異なるため、契約前に必ず区市町村の窓口へ確認しましょう。東京都以外も含めて比較したい場合は「蓄電池補助金 一覧 関東」で横断的に確認できます。

東京都の蓄電池補助金に関するよくある質問

家庭における蓄電池導入促進事業の助成対象者は「助成対象機器の所有者」であり、個人であれば個人事業主かどうかは基本的に問われません。ただし、賃貸住宅の場合は建物の所有者ではなく入居者が任意に蓄電池を設置できるケースは限られるため、賃貸にお住まいの方は物件のオーナーや管理会社との調整が前提になります。

太陽光発電システムについては、機器を都内の住宅で使用するものと直接契約し貸与する事業者(機器貸与者や電力販売事業者)も助成対象者に含まれており、リースやPPA(電力販売契約)による設置でも対象になり得ます。蓄電池についても同様の枠組みが用意されている場合がありますが、リース契約特有の書類が必要になる点は事前に施工業者や販売会社に確認しておくとよいでしょう。

はい、東京都の制度とは別に、国の補助金制度も存在します。蓄電池については一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が窓口となる補助事業があり、東京都の助成対象機器の要件自体も「SIIの登録機器であること」を前提としています。都と国の補助金は制度としては別物なので、それぞれ個別に手続きが必要です。国の制度の詳細は「蓄電池 補助金 国」で解説しています。

まとめ:東京都の蓄電池補助金を賢く活用するには

まとめ:東京都の蓄電池補助金を賢く活用するには

東京都の蓄電池補助金は、令和8年度は蓄電容量1kWhあたり10万円、DR実証不参加時で上限120万円/戸が助成される公的な制度です。「怪しい」「300万円もらえる」といった情報が飛び交いがちですが、制度自体はクール・ネット東京が運営する透明性の高いものであり、不安の多くは営業トークとの混同や金額の誤解から生まれています。

申請の順序(事前申込→契約・工事)を誤ると助成対象外になってしまうため、契約前に必ず受理状況を確認しながら進めることが失敗しないポイントです。ご自身の住宅条件や電気の使い方に合った容量・メーカー選びに迷う場合は、複数メーカーを中立に比較できる無料診断のご相談もあわせてご検討ください。

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監修:星野 貴一
監修:星野 貴一
元パナソニック|住宅用の太陽光・蓄電池・オール電化の提案20年以上

元パナソニックにて、太陽光発電・家庭用蓄電池・オール電化システムの販売・提案に20年以上従事。太陽光パネルの累計出荷枚数で全国No.1を達成し、社内表彰を受賞。住宅向けエネルギー設備の豊富な提案・現地調査・見積もり経験をもとに、太陽光発電・蓄電池・オール電化に関する記事を専門家として監修しています。

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