神奈川県の太陽光補助金は1kWあたり7万円|個人向け・法人向けの制度を整理

「太陽光の補助金を調べているのに、個人向けなのか法人向けなのか分からないページばかり出てくる」。そう感じたことはないでしょうか。
神奈川県の太陽光補助金は、実は個人向けと法人向けで制度自体が完全に分かれています。この違いを知らないまま検索を続けると、自分には使えない制度の情報に惑わされてしまいます。私たちネクスト電気では、この切り分けを踏まえたうえで、ご自宅に合った制度の選び方から実質負担額の試算までを無料でご案内しています。この記事では2026年7月31日時点の最新情報をもとに、個人が使える制度を中心に整理しました。
先に要点を整理すると、次の4点がこの記事の結論です。
- 神奈川県の太陽光補助金(個人向け)は1kWあたり7万円。ただし蓄電池との同時導入が必須です
- 法人・事業者向けには別制度「自家消費型再生可能エネルギー導入費補助金」があり、混同に注意が必要です
- 2026年度第1期は終了、次は9月頃の第2期が狙い目です
- 初期費用0円で導入する「0円ソーラー」や、価格を抑える「共同購入事業」という選択肢もあります
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神奈川県の太陽光補助金は個人向けと法人向けで制度が全く違う
検索結果を正しく読み解くために、まず個人向け制度と法人向け制度の違い、そして自分がどちらに該当するかの3点を整理します。
| 区分 | 制度名 | 対象 |
|---|---|---|
| 個人向け | 令和8年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金 | 自宅に太陽光を設置する個人 |
| 法人・事業者向け | 令和8年度神奈川県自家消費型再生可能エネルギー導入費補助金 | 自社施設に太陽光を設置する事業者 |
個人の住宅向け|住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金
個人が自宅に太陽光を導入する場合に使えるのが「令和8年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金」です。
太陽光発電と蓄電池をセットで導入する経費の一部を補助する制度で、太陽光は1kWあたり7万円が交付されます。(出典:神奈川県公式サイト「令和8年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金」)
法人・事業者向け|自家消費型再生可能エネルギー導入費補助金
一方、事業者が自社の施設に太陽光を導入する場合は「自家消費型再生可能エネルギー導入費補助金」という別の制度が用意されています。
神奈川県の公式ページには「この補助金は事業者を対象にしたもので、個人の住宅への導入は対象外です」と明記されており、両者は完全に別の制度です。(出典:神奈川県公式サイト「令和8年度神奈川県自家消費型再生可能エネルギー導入費補助金」)
自分がどちらに該当するかの判定
検索結果には法人向けの補助金情報が個人向け情報と混在して表示されることが少なくありません。自分の住宅に太陽光を設置したい個人の方は、必ず「住宅用」と名の付く制度のページを確認するようにしてください。
この切り分けを誤ったまま業者に相談してしまうと、対象外の制度を前提とした見積もりを出されてしまうこともあるため、最初の段階で自分がどちらの立場かをはっきりさせておくことが重要です。
個人が使える神奈川県の太陽光補助金は1kWあたり7万円
補助額の計算方法、蓄電池同時導入という条件、FIT利用の可否の3点を押さえておきましょう。
補助額の計算方法|モジュール出力とパワコン出力の低い方
補助額は、太陽電池モジュールの公称最大出力の合計値と、パワーコンディショナーの定格出力の合計値のうち、低い方の数値に7万円を掛けて算出します。
たとえば5kWのモジュールを設置しても、パワーコンディショナーの出力が4kWであれば、補助額は4kW×7万円=28万円となります。見積もり時にはこの2つの数値を必ず確認しましょう。
この確認を怠ると、想定していた補助額より少ない金額しか交付されず、資金計画がずれてしまうことがあります。
蓄電池の同時導入が必須という最大の条件
この補助金を受けるには、太陽光発電設備と併せて蓄電システムを導入することが必須です。
すでに太陽光を設置している住宅で、太陽光だけを対象に別途申請することはできません。蓄電池を後から追加する場合も、この補助金の対象にはなりません。
FIT認定を受けても対象になる
神奈川県の制度で特徴的なのは、FIT(固定価格買取制度)を利用していても補助金の対象になる点です。
売電を続けながら制度を利用したい方にとっては、選択の幅が広いと言えます。埼玉県のようにFIT認定を条件から除外する自治体もある中、神奈川県はこの点で使いやすい設計になっています。
神奈川県の太陽光補助金は第1期が終了|次は2026年9月頃
2026年度の第1期は5月11日に受付を開始しましたが、申請が想定を上回るペースで集まり、実質的にわずか数日で受付が終了しました。
次のチャンスは9月頃に予定されている第2期です。第2期は電子申請システムのみでの受付となる予定のため、マイナンバーカードなどの準備を早めに整えておくと安心です。
制度の詳細な申請条件や必要書類、不受理になりやすいケースについては、関連記事「「神奈川県の蓄電池補助金は1台15万円」」で詳しく解説しています。太陽光と蓄電池は同一の申請でまとめて手続きするため、あわせてご確認ください。
初期費用0円で導入する神奈川県の太陽光支援|0円ソーラー
制度の仕組み、補助金を直接受け取れない点、そして契約前の確認事項の3点を解説します。
太陽光発電初期費用ゼロ促進事業費補助金の仕組み
神奈川県には、初期費用をかけずに太陽光を導入できる「太陽光発電初期費用ゼロ促進事業費補助金」もあります。
これは住宅所有者がリース料金や電力販売契約の形で太陽光を導入する事業者(0円ソーラー事業者)を対象に、県が補助を行う仕組みです。
個人は補助金を直接受け取れない点に注意
この制度の対象はあくまで事業者であり、住宅所有者本人が県から直接補助金を受け取るわけではありません。
補助金相当額は、事業者が提示する料金プランに反映される形で還元されます。「県から補助金がもらえる」と誤解したまま契約すると、想定していた形での受け取り方と異なることに後から気づくケースがあります。
0円ソーラーで後悔しないための確認事項
0円ソーラーは初期費用がかからない反面、長期契約が前提になることが一般的です。
契約期間、途中解約の条件、契約終了後に設備がどうなるか(譲渡されるのか撤去されるのか)は、契約前に必ず確認しておきたいポイントです。これらを確認せずに契約してしまうと、将来的に売却や建て替えを検討する際に想定外の制約が発覚することがあります。
神奈川県の太陽光を共同購入で安く導入する方法
共同購入事業の仕組みと、補助金との違いの2点を解説します。
住宅用太陽光発電・蓄電池の共同購入事業とは
神奈川県は、全国に先駆けて令和元年度から太陽光の共同購入事業を実施しています。
参加登録した県民をまとめて事業者に発注することで、スケールメリットを活かした価格の低減を図る取り組みです。令和3年度からは蓄電池も対象に加わりました。
補助金との違いと、参加してから契約するまでの流れ
共同購入事業は「補助金」ではなく「価格の割引制度」です。
参加登録は無料で契約の義務もなく、提示された割引価格を見てから契約するかどうかを判断できます。補助金と共同購入は併用できる場合もあるため、両方を組み合わせて検討する価値があります。参加登録をせずに個別に業者と契約してしまうと、この価格低減の恩恵を受けられないまま導入することになります。
神奈川県の市町村で使える太陽光補助金一覧
県の補助金に加えて、市町村独自の制度を併用できる場合があります。特徴の異なる川崎市・横浜市・その他の自治体に分けて解説します。蓄電池側の詳しい金額は、関連記事「「神奈川県の蓄電池補助金は1台15万円」」の市町村一覧をご覧ください。
| 自治体 | 太陽光補助額 | 特記事項 |
|---|---|---|
| 川崎市 | 最大28万円(FITなしの場合) | FIT適用時は補助額が大幅に下がる |
| 横浜市 | ポイント還元(YGrEP) | 令和8年6月15日受付開始 |
| 相模原市 | 8万円(定額) | 蓄電池との同時設置が条件 |
| 藤沢市 | 予定件数到達により受付終了 | 蓄電池のみ引き続き受付中 |
| 横須賀市 | 7万円/kW | 交付申請は令和9年1月15日まで |
(出典:川崎市・横浜市・相模原市・藤沢市・横須賀市 各公式サイト、2026年7月時点の公表情報)
川崎市|FITなしなら補助額が大きく変わる
川崎市の補助金は、FITを使わず自家消費を重視する場合に手厚くなる設計です。
FITを適用すると太陽光の補助は定額程度に下がるため、売電と自家消費のどちらを重視するかで最適な選択が変わります。
横浜市|ポイント還元型のYGrEP
横浜市は現金の補助金ではなく、キャッシュレスポイントの還元というかたちで支援を行っています。
相模原市|購入型と0円ソーラー型の2本立て
相模原市は「住宅用スマートエネルギー設備等導入奨励金」(購入型、太陽光8万円の定額)と、「住宅用初期費用ゼロ太陽光発電設備等導入補助金」(0円ソーラー型)の2つの制度を持っています。
購入型は第1期が令和8年9月1日〜30日、第2期が令和9年2月1日〜26日に分かれており、神奈川県の第2期(9月頃)と時期が重なります。両方の受付開始日を把握しておくと、申請の機会を取りこぼしにくくなります。
藤沢市|太陽光は終了、蓄電池は継続中
藤沢市には「住宅用太陽光パネル等設置費補助金(FIT型)」と「住宅用太陽光発電システム(自家消費型)等設置費補助金」の2制度がありますが、太陽光側はいずれも予定件数への到達により受付を終了しています。
蓄電池(FIT型、150件枠)は2026年7月31日時点で引き続き受付中です。太陽光と蓄電池を同時に検討している方は、藤沢市の太陽光枠がすでに埋まっている前提で、県の制度を軸に計画を立てる必要があります。
座間市・海老名市|太陽光単体でも申請できる自治体
神奈川県内の市町村制度の多くは、県と同様に太陽光と蓄電池のセット導入を条件にしていますが、座間市や海老名市などは太陽光単体での申請を認めています。
すでに蓄電池を設置済みで太陽光だけを後から追加したい方や、当面は太陽光のみを導入したい方は、こうした市町村の制度が使える可能性があります。ただし対応は自治体によって分かれるため、契約前に必ずお住まいの市町村へ確認してください。
その他の主要市町村
伊勢原市は太陽光単体での申請が可能な制度を実施していましたが、令和8年6月9日に予算上限へ到達し受付を終了しています。
市町村ごとに制度の有無や条件が異なるため、お住まいの自治体の最新情報を確認することが欠かせません。
神奈川県で太陽光を導入する際のパネル・パワコン選びのポイント
補助額の計算や制度の条件を満たすことに加えて、どのメーカーのパネルを選ぶかも長期的な満足度を左右します。
出力保証とパワーコンディショナーの交換時期を確認する
太陽光パネルは一般的に20年〜30年程度使い続けられますが、パワーコンディショナーは10年前後で交換が必要になることが多い設備です。メーカーによって出力保証の年数や、パワーコンディショナーの保証内容が異なるため、初期費用だけでなく将来的なメンテナンス費用まで含めて比較することをおすすめします。
補助対象製品としての登録状況を確認する
神奈川県の補助金は、SIIに令和7年度以降登録された蓄電システムであることが条件です。太陽光パネル自体にも同様の登録要件が定められている場合があるため、契約前に導入予定の製品が補助対象として登録されているかを業者に確認しておくと安心です。登録されていない製品を選んでしまうと、せっかく条件を満たしていても補助金を受け取れなくなってしまいます。
神奈川県で太陽光を設置した場合の発電量と回収年数の目安
神奈川県の太陽光発電の見積もり相場は、1kWあたりおおよそ28万〜33万円が目安とされています。容量ごとの目安を整理すると、次のとおりです。
| 容量 | 設備費用の目安 | 神奈川県補助金 | 年間発電量の目安 |
|---|---|---|---|
| 3kW | 84万〜99万円 | 21万円 | 3,000〜3,600kWh |
| 5kW | 140万〜165万円 | 35万円 | 5,000〜6,000kWh |
| 7kW | 196万〜231万円 | 49万円 | 7,000〜8,400kWh |
ここから県・市町村の補助金を差し引いた実質負担額と、電気代の削減効果や売電収入を比較しながら、回収年数を試算していくことになります。3kW前後は日中の在宅時間が短い共働き世帯、5kW前後は標準的な戸建て、7kW以上はエコキュートや電気自動車など電力消費の多い設備がある家庭で選ばれる傾向があります。
実際の発電量は屋根の方角や勾配、周辺の日照条件によって変わるため、複数社から見積もりを取って比較することをおすすめします。この比較を省略してしまうと、条件の悪い屋根に不釣り合いな大容量パネルを設置し、想定より発電量が伸びないという結果になりかねません。
神奈川県の太陽光補助金に関するよくある質問
個人向けは1kWあたり7万円です。ただし蓄電池との同時導入が条件になります。
事業者向けには別の補助金制度があります。
2026年度第1期は終了しました。次は9月頃に予定されている第2期が申請のチャンスです。
県の補助金では蓄電池との同時導入が必須のため、太陽光単体では対象になりません。
市町村によっては太陽光単体で使える制度もあるため、お住まいの自治体を確認してください。
初期費用の高さや、天候・設置環境による発電量のばらつき、訪問販売でのトラブルなどが理由として挙げられることが多いです。
ただし補助金を活用し、信頼できる業者から適正価格で導入すれば、電気代の削減や災害時の備えとして十分にメリットのある設備です。
初期費用を抑えたいなら0円ソーラー、長期的なトータルコストを抑えたいなら通常購入が有利になりやすい傾向があります。
0円ソーラーは長期契約が前提で、契約期間中の料金プランが割引になる仕組みのため、契約終了までの総支払額を試算したうえで、通常購入した場合の実質負担額(補助金差し引き後)と比較することをおすすめします。
共同住宅も対象に含まれていますが、申請者は分譲住宅の管理組合や賃貸共同住宅の所有者に限られます。
個人の区分所有者が単独で申請することは想定されていないため、マンションでの導入を検討している場合は、まず管理組合や所有者に相談する必要があります。
まとめ:神奈川県の太陽光補助金は9月の第2期が次のチャンス
神奈川県の太陽光補助金は個人向けが1kWあたり7万円、蓄電池との同時導入が前提の制度です。2026年度第1期はすでに終了しており、次の申請機会は9月頃の第2期になります。
0円ソーラーや共同購入事業といった別の選択肢もあわせて検討しながら、ご自宅に合った導入方法を見つけてください。
制度の細かい条件や、ご自宅の場合にいくら補助を受けられるかの試算については、私たちネクスト電気にお気軽にご相談ください。
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